【2026年診療報酬改定】骨塩定量検査が大きく変わる!
- 4月20日
- 読了時間: 3分
更新日:5月8日
骨粗鬆症診療の新ルールを徹底解説公開日:2026.04.20監修:金田 一成
骨粗鬆症診療に重要な「骨塩定量検査」とは?

骨塩定量検査とは、骨の強さ(骨密度)を測定し、
骨粗鬆症の診断・治療効果判定・骨折リスク評価に用いられる重要な検査です。
特に高齢化が進む日本では、骨折予防と健康寿命延伸の観点から、
診療報酬改定でも注目されています。
2026年改定のポイント|何が変わったのか?
現行制度(改定前)
骨塩定量検査は、検査方法に関係なく4か月に1回まで算定可能でした。
1回/4か月1\text{回}/4\text{か月}1回/4か月
つまり、年3回程度まで評価できる制度でした。
改定後(2026年〜)
原則として、1年に1回のみ算定可能となります。
1回/1年1\text{回}/1\text{年}1回/1年
ただし、一定条件に該当する患者さんは4か月に1回まで算定可能です。
4か月に1回算定できる対象患者(重要)
以下のいずれかに該当する場合、従来通り4か月に1回算定できます。
① 骨粗鬆症治療開始から1年以内
治療開始直後は、薬の効果判定が非常に重要です。
そのため開始1年以内は頻回評価が認められます。
② 新たに骨折した場合
骨折は骨質悪化のサイン。
再骨折予防のため早期再評価が必要です。
③ 骨折危険因子が新たに増えた場合
たとえば
転倒歴増加
体重減少
喫煙開始
活動量低下
家族歴判明
など、ガイドライン上のリスク増加時です。
④ ビスホスホネート休薬を検討する場合
Bisphosphonate治療は長期使用時に休薬判断が必要に
なることがあります。その判断材料として骨密度測定が重要になります。
⑤ 骨量に影響する薬剤使用時
対象例:
グルココルチコイド(ステロイド)
アロマターゼ阻害薬
抗アンドロゲン薬
骨形成促進薬
薬剤性骨粗鬆症の管理強化が目的です。
⑥ 骨量変化を起こす疾患がある場合
例:
吸収不良症候群
慢性炎症性疾患
長期臥床
人工閉経
内分泌疾患 など
今回改定の本質とは?
「必要な人には手厚く、漫然検査は抑制」
厚労省のメッセージは明確です。
リスクの低い患者へのルーチン検査抑制
ハイリスク患者へ重点的評価
医療費適正化
骨折予防の質向上
つまり、検査回数削減ではなく、適正化改革です。
医療機関が今すぐ行うべき対応
整形外科・内科・婦人科・脳神経外科・健診施設は要注意
必須対策
✅ 骨粗鬆症治療開始日の記録✅ 骨折歴の把握
✅ ステロイド等薬剤歴確認✅ リスク因子変化の記録✅ 算定根拠のカルテ明記
クリニック経営視点での影響
DEXA機器保有施設
DEXA Scannerの稼働率に影響する可能性があります。
そのため、
自費健診骨密度測定
人間ドック連携
骨粗鬆症外来強化
骨折リエゾンサービス導入
など戦略的運用が重要になります。
患者さんへのメリット
本当に必要な時にしっかり検査できる制度へ
「以前より検査できなくなった」と感じる方もいますが、
必要条件に該当すれば従来通り測定可能です。
むしろ、骨折予防のために必要な人へ重点的に検査資源を使う制度といえます。
ポイント
原則:年1回
ハイリスク患者:4か月に1回
算定根拠の記録必須
骨粗鬆症外来の質向上チャンス
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