【2026年診療報酬改定】ポイントまとめ|外来・在宅・入院の影響を専門家が解説公開日:2026年監修:医療コンサルタント 金田一成
- 3月21日
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【結論】2026年改定は「外来微増・入院大幅増」が特徴
2026年の診療報酬改定では、以下のような傾向が明確になりました。
外来:微増(+1点中心)
在宅:微増(+2点)
入院:大幅増(+92〜186点)
つまり外来クリニックは大きな恩恵は少なく、入院医療が優遇される改定
① 外来診療(再診料)の改定ポイント
外来の再診料は、全体的に「+1点」の微増にとどまっています。
■ 主な変更点
• 診療所再診料:75点 → 76点(+1点)
• 2科目再診料:38点 → 39点(+1点)
• 病院再診料:55点 → 56点(+1点)
• 200床以上病院:76点 → 77点(+1点)
実質的にはほぼ据え置きレベル
■ 専門家の視点
物価・人件費が上昇している中で+1点は非常に限定的です。
外来主体のクリニック経営には厳しい改定
② 在宅医療の評価(訪問診療)
在宅医療も全体的に+2点の微増です。
■ 主な変更
• 在宅患者訪問診療料1(同一建物外):888 → 890点
• 在宅患者訪問診療料1(同一建物内):213 → 215点
• 在宅患者訪問診療料2:884 → 886点
• 訪問診療料(Ⅱ):150 → 152点
在宅推進の流れは継続だが、大幅な評価増ではない
■ 現場目線の評価
在宅は重要領域ですが、
コスト増(人件費・移動コスト)に対しては不十分
③ 入院基本料は大幅増(今回の最大ポイント)今回の改定で最も注目すべきは入院部門です。
■ 主な改定内容
• 急性期一般入院料1:1,688 → 1,874点(+186点)
• 急性期一般入院料6:1,404 → 1,523点(+119点)
• 地域一般入院料1:1,176 → 1,290点(+114点)
• 地域一般入院料3:1,003 → 1,097点(+94点)
• 特別入院基本料:612 → 704点(+92点)
■ なぜここまで上がったのか?
背景
• 光熱費の高騰
• 医療材料費の上昇
• 人件費増加
• 医療従事者不足
入院医療の維持が国家的課題
④ 今回の改定の本質
今回の診療報酬改定は一言でいうと
「入院を守り、外来は抑制」
■ 国の狙い
• 病院の経営維持
• 医療崩壊の防止
• 急性期医療の確保
■ クリニック側への影響
• 利益圧迫が続く
• 集患・効率化が必須
• 医療モール・連携が重要
⑤ 今後の戦略(医療機関向け)
■ クリニックがやるべきこと
• SEO・MEO強化(患者集客)
• 診療効率の改善
• 医療連携の強化
特に
「単独経営 → 連携型医療」へシフトが加速
【まとめ】
外来:微増(実質据え置き)
在宅:微増
入院:大幅増
2026年改定は「病院優遇・クリニック厳しめ」の構造
【監修・運営】
ドクターエージェント 代表取締役 金田一成
医業コンサルタント
